2010年07月07日
祝婚歌
吉野さんは、姪子さんの結婚に際してこの詩を作られたそうです。そして、この詩が民謡のように誰が作ったがわからないけど、誰かの心に響いて語り継がれるといいと思っていらっしゃるそうです。いいなぁ〜と思われる方はどうぞ伝えたい誰かに贈ってあげてください

『 祝 婚 歌 』 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい
立派過ぎることは
長持ちしないことだと
気づいているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ 胸が熱くなるのか
黙っていてもふたりには
わかるのであってほしい
Posted by serendipity myu at 20:16│Comments(2)
│宝箱
この記事へのコメント
こんばんは☆
いい詩ですね!!
いつも忘れないように、心に留めておきたい言葉がありました(V_V)
私に宝物が1つ増えました♪♪
感謝です(^0^)
ありがとうございます♪
いい詩ですね!!
いつも忘れないように、心に留めておきたい言葉がありました(V_V)
私に宝物が1つ増えました♪♪
感謝です(^0^)
ありがとうございます♪
Posted by tiny at 2010年07月08日 19:22
tinyさん
気に入ってくれてありがとうございます。読んでるだけで肩の力がぬけて心が ほんわか してきますね ^ ^
気に入ってくれてありがとうございます。読んでるだけで肩の力がぬけて心が ほんわか してきますね ^ ^
Posted by serendipity myu at 2010年07月09日 06:59